2025年9月25日(木)日本市場は
東京株式市場は3営業日連続の上昇で取引を終えた。日経平均は連日の高値更新となり、TOPIXも年初来高値圏をしっかり維持。
前日の米国株式市場が金利上昇懸念で軟調だったことを受け、朝方は売りが先行。しかし、午後にかけてはAI関連銘柄への買いが再燃し、特にソフトバンクグループが大きく上昇。これが日経平均を押し上げる原動力と。
また、自民党総裁選に絡む景気刺激策への期待も、投資家心理を支える要因となり、TOPIXもじわりと上昇。終値は3,185.35と、前日比14.90ポイント高で着地。日経平均は45,754円93銭と、前日比124円62銭高。ともに年初来高値圏での推移が続いており、国内株式市場の底堅さが際立っている。
セクター別の動向
ハイテク・通信・素材関連が堅調。AIや半導体関連のテーマ性が再び注目され、個別銘柄では値動きの大きい銘柄に資金が集中。特にソフトバンクGやキーエンス、東京エレクトロンなどが買われ、指数を牽引。
一方で、内需系やディフェンシブ銘柄はやや手控えムード。食品や医薬品などは利益確定売りに押される場面もあり。IPO銘柄や材料株への短期資金の流入も見られ、個人投資家の動きが活発。
心理と需給環境
市場全体としては、米国金利動向や為替の影響を見極めつつ、国内政治の動向や企業業績への期待が交錯する状況。特にETF買いの影響や配当再投資の季節要因もあり、需給面では下支えが効いている印象。
ただし、上値を追うには新たな材料が必要。今後は月末の経済指標や米国の金融政策に対する市場の反応が焦点となりそう。「高値警戒」と「押し目買い」の心理がせめぎ合い、短期的なボラティリティも意識されているのでは…。
テクニカル面と今後
テクニカル的には、日経平均は75日移動平均線から大きく乖離しており、過熱感を感じる。ただ、TOPIXは比較的穏やかな上昇で、バリュー株への資金流入も継続。中長期の視点では、企業業績の底堅さや政策期待が支えとなり、調整局面でも押し目買いが入りやすい地合いと考えている。
今後は、米国のPCEデフレーターや雇用統計、国内では月末の鉱工業生産や消費者物価指数などを注目している。これらの指標が市場の方向感を左右する可能性があり、慎重な姿勢を保ちつつ、テーマ性のある銘柄に選別投資を進められるように努力したい。